料理すること、食べること。管理栄養士 廣野沙織のブログ

科学的に美味しく料理をつくる方法と、食べ物の栄養効果について、レシピ付きで分かりやすく解説しています。

これが正解!ニラの栄養を無駄にしない切り方とは

f:id:hironosaori:20180831115215j:plain

 

ギョウザやレバニラなどの中華料理を中心に、さまざまな料理に使われるニラ。スタミナを付けたいときにもよく選ばれる食材ですよね。

ニラは体に嬉しい栄養素をたくさん含んでおり、できれば無駄なく調理したいところ。実はニラの切り方ひとつで、ニラの栄養を無駄なくとることができるんです。

 

ニラは根本と葉先に分けて切る!最適な切り方はこれ

ニラは根本部分と葉先部分で栄養価が少し異なります。そのため、ニラの最適な切り方は、『根元を細かく、葉先はざっくり』。

 

f:id:hironosaori:20180831112637j:plain

 

この切り方が良い理由には、それぞれの部分に多く含まれる栄養素が関わります。

 

根元にはアリシンが豊富

包丁でニラを切断すると酵素の働きにより、アリシンが生成します。これが根元部分では特に顕著。そのため根元は細かく切ってなるべく酵素を働かせるのがポイントです。

 

アリシンには強力な殺菌作用があり、体内に入ってきたウイルスや細菌にも効果的。かぜウイルスや、O157菌を殺すほどの威力があり、この力は生でも加熱しても変わりません。
また、アリシンは毛細血管を広げて血行を改善するため、冷え性肩こり腰痛などにも有効であると言われています。

 

細かく切ったニラは、ギョウザやチヂミの中身に入れたり、スープの具として使うのがおすすめ。

f:id:hironosaori:20180831115139j:plain

 

葉先にはビタミンが豊富

ニラの葉先には、ビタミンA、C、Eなどのビタミン類が豊富。ビタミンは切断されることで流出してしまうので、ざっくり切った方が良いのです。

またビタミンCは加熱によって壊れてしまうので、できるだけ手早く炒めるのが栄養を無駄にしないコツです。

 

ざっくり切ったニラは、炒め物やお浸し、卵とじなどの料理などが合います。

 

f:id:hironosaori:20180831115301j:plain

 

ニラの正しい保存方法

調理に使うまで切らずに、新聞紙やラップで包むか、ポリ袋に入れて乾燥しないようにしましょう。切ることで揮発性のアリシンや、美味しさのもとでもあるニラ特有の香気成分が飛んでしまうからです。

また、成分が溶出してしまうのを防ぐため、調理直前に洗う方が良いですよ。

 

最適な調理方法で栄養を無駄なく

切り方や、加熱方法・保存方法などのちょっとした工夫で、最大限ニラの栄養を活用することができます。ニラ料理を作る際にはぜひ思い出してみてください!