料理すること、食べること。管理栄養士 廣野沙織のブログ

科学的に美味しく料理をつくる方法と、食べ物の栄養効果について、レシピ付きで分かりやすく解説しています。

ネバネバ食材が体に良い理由とは?(レシピ付)

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納豆、オクラ、山芋。「ネバネバ食材は体に良い!」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ネバネバ成分は、疲労回復や滋養強壮効果が大きく、風邪・夏バテ予防にも良いと言われています。

それは一体なぜなのか解説し、最後にはおすすめレシピもご紹介したいと思います。

 

 

ネバネバの正体とは

納豆、オクラ、山芋などのネバネバ成分は「ムチン」といって、糖とたんぱく質が結合した物質です。

ムチンには、タンパク質を分解して消化を助ける酵素が含まれています。エネルギーの源であるタンパク質を効率よく摂取できるという理由で、疲労回復や滋養強壮効果が大きいと言われています。

 

また、ムチンには、胃や呼吸器の粘膜を保護する働きがあり、胃炎や風邪、アレルギーの予防に対しても効果が期待されます。

 

個人的には、ネバネバ食品がもつとろみのおかげで、のどごしがよく、食欲が促されるのも、食べて元気になることに貢献していると思います!

 

ネバネバ成分以外の栄養効果

ネバネバ成分ムチンが体に良いと言われる理由が分かりましたね。

せっかくなので、代表的なネバネバ食材について、他の成分も含めて、栄養効果をご紹介したいと思います。

 

納豆

納豆は、ビタミンKの含有量が非常に多いです。納豆1パックだけで、1日分のビタミンK摂取目安量を摂ることができます。

また、納豆菌がつくるナットウキナーゼという酵素には、血栓を溶かす作用があり、「血液サラサラ」成分、動脈硬化予防に良い食品として知られています。

 

オクラ

オクラは、意外にも食物繊維が豊富な食材です。100gあたり5.0gの食物繊維が含まれ、ゴボウの食物繊維量5.7gと並ぶほど。

食物繊維は主にペクチンという成分で、腸の運動を活発にし、便秘予防にも効果的です。

 

山芋

山芋には、デンプンを分解する酵素(アミラーゼ)が豊富に含まれています。消化を助け、栄養を無駄なく吸収することができます。

この酵素は、生のままで、すりおろしたときに最も効果を発揮するので、とろろかけのような食べ方がおすすめです。

 

レシピ

炭水化物に偏りがちな麺料理ですが、ネバネバ食材3種類をたっぷり使うことで、疲労回復や夏バテ予防に期待ができます。

卵を落とせば、栄養価はさらに高まります!

 

納豆オクラのとろろ蕎麦

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【材料(2人分)】

  • 蕎麦(乾麺) 200g
  • 納豆 2パック
  • オクラ 6本
  • 山芋 6cm
  • 卵黄 2個分
  • 麺つゆ(ストレート) 200cc

 

【作り方】

  1. オクラはお湯で2~3分茹で、冷却し輪切りにする。
  2. 山芋は皮を剝きすりおろし、納豆はかきまぜておく。
  3. 蕎麦は記載の時間茹でてザルにあげ、水で冷却する。
  4. 器に、③の蕎麦、オクラ、納豆、長芋、卵黄をのせる。
  5. 麺つゆを全体にかけまわす。

 

最近元気がでない、夏バテ気味…というときは、ぜひネバネバ食材を使ったお料理を試してみてください!